南米のサッカーを見るには、ある程度の「根気」が要ります。
例えば・・・
ヨーロッパのサッカーやJリーグをご覧の方々にとっては考えられないことでしょう。
しかし、南米サッカーを見ていればこのようなことは、なんら珍しいことではないのです。
まずはこれらのようなことに慣れることが大切です。
まず、選手がわからないということに関しては気にしないでおきましょう。
私もほとんどわかりません。
それよりも選手個人の身体能力に注目して観戦するのが良いでしょう。
次に、大会のレギュレーションは、トーナメント戦の場合、最後までよく分からずに終わってしまうことがあります。
分からなくなったら、実況の方や解説の方が言うのを待ちましょう。
大体、調べてもなかなか出てきませんし、出てきたとしてもスペイン語、あるいはポルトガル語です。
リーグ戦なら時間が経てば分かることが多いので、根気よく観戦し続けましょう。
イエローカードに関するレギュレーションはかなり重要です。
複数枚たまれば出場停止になるのは常識ですが、南米ではその常識は通じません。
チームの圧力や、お金によって出場できることもあるので注意が必要です。
照明設備はあるのですが、故障しやすかったり、電力が足りないことがあります。
スペインでも同様のことがありましたので、リーガ・エスパニョーラのファンの方にとってこの事に関してはすんなりと受け入れてもらえるはずです。
審判の判定はどこの国でも怪しげなジャッジがあります。
特に国際試合では、歴史的に国と国で仲の悪い場合があり、審判団の国籍が重要となることがあります。
昔、戦争をしたであるとか、ただ単に隣国であるとか、理由はさまざまです。
最後に、観客がピッチに物を投げ込むことは日常茶飯事です。
リーガ・エスパニョーラなどでは、クラシコなどで見かけられます。
しかし、南米の場合はほぼ毎試合です。
ヨーロッパではホームスタジアム使用禁止などの罰を受けますが、南米でそのようなことはあまり聞きません。
このように、南米サッカーはヨーロッパや日本のサッカーと比べ、かなり違った文化をもちます。
南米サッカーを見るときには「異文化交流」という気持ちも頭に入れて観戦することをオススメします。
2004年7月13日
カイ
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